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 輸出入貨物を一時的に保管しておく場所として税関長の許可を受けた保税地域の一種です。
 (参考)税関長の許可が必要な保税地域は、保税蔵置場のほか、保税工場、保税展示場、総合保税地域があります。

 原則として、輸出しようとする貨物は、あらかじめ保税地域に搬入してからでないと税関に輸出申告することがで きないことになっているため、貨物代理店(通関業者)が税関に申告して輸出許可を取得するまでの間貨物を保管しておく場所のことです。
 昔から、倉庫等のように屋根のある貨物保管施設のことを「上屋」という言い方をしますが、福岡空港では当社以外に一般の輸出貨物を取り扱っている保税蔵置場がありませんので、複数の貨物代理店が共同で利用する貨物保管場 所という意味で「共同上屋」と呼んでいます。
 また、通関手続を行う間貨物を保管しておくことから「通関上屋」と呼ばれたりもします。

 輸出貨物では、電子部品や化学製品などのほか、海外の日本料理店で使用される鮮魚や野菜などの生鮮食料品が毎日のように輸出されています。
 輸入貨物では、海外の工場で加工されてきた電子部品、音響映像機器、科学光学機器、衣類等雑製品などがあります。
また、全重量の約4 割(2011 年現在)を、生花、野菜、魚介類などの生鮮貨物が占めています。

 輸入貨物で珍しいものとしては、活きた熱帯魚や鰻、釣り餌などのほか、夏休み前になるとカブト虫やクワガタ虫などの昆虫も輸入されてきています。

 ULD は、Unit Load Devices の頭文字で表した略称・略字で、コンテナやパレット(金属製の板)などの航空 貨物の輸送用器具です。

 海外から到着した貨物については、税関手続が完了していることを確認したうえでお客様に引き渡すことになっておりますので、あらかじめ税関手続が完了していることを通関業者又は航空貨物代理店で確認してから貨物引取りにおいで下さい。
 また、食品や動植物など貨物によっては、税関手続の前に検疫などの手続が必要になる場合がありますのでご注意下さい。
 なお、貨物の到着日時については、貨物を輸送する航空会社へお問い合わせ下さい。

 航空機を使って海外へ貨物を送る場合は、国際航空貨物運送状(Air Waybill:エアウェイビル)を発行してもらう 必要があります。詳しくは航空貨物代理店へお問い合わせ下さい。
 また、税関の輸出手続も必要ですが、輸出規制貨物に該当する場合には、税関手続の前に経済産業省などの手続が必要になりますのでご注意下さい。

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